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2013-05-12
荘厳~華燭の淫典~【伍】婚礼写真
本来ならば式が終わると挙式の参列者全員と新郎新婦での記念撮影が行なわれるのだが、優一とみゆきは新郎新婦だけで式を挙げたので夫婦二人での記念撮影となる。
屋外での婚礼記念写真。
また野次馬が集まってきた。
遠慮がちではあるが、皆思い思いに携帯やデジカメで花婿と花嫁を撮影している。
みゆきにはそれが思いの外心地良い。
それは自分が綺麗な花嫁だと認められた証であるからだ。
続いて色打掛での撮影。
みゆきが選んだ赤の色打掛。
綿帽子を外し、角隠しが文金高島田に覆っていく。
「打掛姿も綺麗ね~」
また称賛の声が上がる。
御礼を言いたい気持ちを抑えて撮影に没頭する。
婚礼記念写真の撮影が終わった。
いったん控室のある建物へ戻らなければならない。
名残惜しかった。
これで着替えた後は・・・初夜を迎えるホテルに移動すると考えていたからだ。
いったん旦那様と別れて、控室に戻る
赤い打掛を脱ぐと同時に脱力感に襲われた。
まだ着ていたかった・・・)
椅子に座り角隠しを外し、いよいよ掛下も脱がなければならない。
急に寂しくなってきた。
扇子を手に持ち広げてみたりした。
時間稼ぎにもならない細やかな抵抗であった。
その時思わぬ事が起こった。
文金高島田へ綿帽子が被せられたのである。
「えっ?」
「花嫁様、お立ちになってくださいませ」
「花嫁仕度を解くのに、何故綿帽子を・・・」
「これから今一度白無垢を纏われるからですよ」
「お着替えは?」
「これから移動先へ参られますが、旦那様より綿帽子の白無垢でと仰せつかっております」
「旦那様が・・・」
サプライズであった。
まだ和装花嫁姿でいられるのだ。
嬉しかった。
(旦那様、御有難う御座います)
みゆきは心で御礼を言った。
仕度を終えると綿帽子の白無垢姿で、再度介添人に手を引かれ外へ出た。
石畳の回廊に敷かれた赤い毛氈の上を歩いた時よりも、陽の光が眩しく感じられた。
旦那様がお車の前でお待ちになられていた。
「旦那様、お待たせしてしまいまして申し訳ごさいません」
そこへ留袖姿の女性が現れた。
まだ若いであろう女性に留袖は良く似合っていた。
「本日はおめでとうございます」
声を聞いて、みゆきははっとした。
(私と同じ?)
そう、その留袖姿はみゆきと同じ女装娘だったのだ。
「この後お世話をさせて頂きます京香と申します」
訝しげに思いながらも、みゆきは頭を下げた。
「よろしくお願い致します」
旦那様を見ると、ニヤッと笑っていた。
(一体この人は?)
みゆきは気になって仕方なかったが、聞く訳にはいかない。
いや聞く勇気がなかったのであった。
屋外での婚礼記念写真。
また野次馬が集まってきた。
遠慮がちではあるが、皆思い思いに携帯やデジカメで花婿と花嫁を撮影している。
みゆきにはそれが思いの外心地良い。
それは自分が綺麗な花嫁だと認められた証であるからだ。
続いて色打掛での撮影。
みゆきが選んだ赤の色打掛。
綿帽子を外し、角隠しが文金高島田に覆っていく。
「打掛姿も綺麗ね~」
また称賛の声が上がる。
御礼を言いたい気持ちを抑えて撮影に没頭する。
婚礼記念写真の撮影が終わった。
いったん控室のある建物へ戻らなければならない。
名残惜しかった。
これで着替えた後は・・・初夜を迎えるホテルに移動すると考えていたからだ。
いったん旦那様と別れて、控室に戻る
赤い打掛を脱ぐと同時に脱力感に襲われた。
まだ着ていたかった・・・)
椅子に座り角隠しを外し、いよいよ掛下も脱がなければならない。
急に寂しくなってきた。
扇子を手に持ち広げてみたりした。
時間稼ぎにもならない細やかな抵抗であった。
その時思わぬ事が起こった。
文金高島田へ綿帽子が被せられたのである。
「えっ?」
「花嫁様、お立ちになってくださいませ」
「花嫁仕度を解くのに、何故綿帽子を・・・」
「これから今一度白無垢を纏われるからですよ」
「お着替えは?」
「これから移動先へ参られますが、旦那様より綿帽子の白無垢でと仰せつかっております」
「旦那様が・・・」
サプライズであった。
まだ和装花嫁姿でいられるのだ。
嬉しかった。
(旦那様、御有難う御座います)
みゆきは心で御礼を言った。
仕度を終えると綿帽子の白無垢姿で、再度介添人に手を引かれ外へ出た。
石畳の回廊に敷かれた赤い毛氈の上を歩いた時よりも、陽の光が眩しく感じられた。
旦那様がお車の前でお待ちになられていた。
「旦那様、お待たせしてしまいまして申し訳ごさいません」
そこへ留袖姿の女性が現れた。
まだ若いであろう女性に留袖は良く似合っていた。
「本日はおめでとうございます」
声を聞いて、みゆきははっとした。
(私と同じ?)
そう、その留袖姿はみゆきと同じ女装娘だったのだ。
「この後お世話をさせて頂きます京香と申します」
訝しげに思いながらも、みゆきは頭を下げた。
「よろしくお願い致します」
旦那様を見ると、ニヤッと笑っていた。
(一体この人は?)
みゆきは気になって仕方なかったが、聞く訳にはいかない。
いや聞く勇気がなかったのであった。
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婚礼写真撮影、そして…
みゆきは旦那様と婚礼の儀式を行うことっ出来て幸せ者です。婚礼写真も白無垢や燃えるような赤の打掛姿でとっていただきました、これから、旦那様との初夜の場所に向かう。どのような場所なのでしょうか…。そして旦那様との初夜のお世話をしていただくという留袖姿の女装娘、どのようなお世話なのでしょうか…。みゆきは旦那様に従順に御仕えします。そして旦那様のご寵愛をお受けいたします。
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