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2013-05-06
荘厳~華燭の淫典~【弐】回想
みゆきは鏡の中の自分を、じっと見つめていた。
鏡に映るみゆきは白無垢姿である。
見た瞬間、誰の目にも美しい花嫁に見えるだろうが、実はみゆきは女性ではない。
男性なのであった。
みゆきがいる部屋は、和婚式を執り行う美遊姫神社の花嫁控室である。
男であるみゆきが、何故この花嫁控室に白無垢姿で座しているのか。
伊達や酔狂ではない。
みゆきはこれから花嫁として神前式に花嫁として臨席するのである。
勿論、花嫁みゆきにとっての花婿も別の控室で待機しているのだ。
みゆきにしてみれば、今こうして和装花嫁姿になった自分の姿は、未だに夢うつつと言える。
半年前まで、みゆきは普通の男性として生活していた。
それが何故?
みゆきは鏡の自分に見惚れながら、この半年間の出来事を回想して感慨に浸るのであった。
いつからか和装花嫁に憧れていたみゆき。
最初は和装花嫁の写真が掲載された本などを見ているだけで満足していました。
次第に写真を見るだけでは飽き足らず、和装花嫁さんになってみたいと思い、老舗の女装会館を訪れました。
妻子ある身であり女装会館に足を踏み入れるのは躊躇しましたが、和装花嫁願望を我慢出来なかったのです。
和装花嫁支度を終えた自分の花嫁姿を見ると綺麗な花嫁さんになっていました。
水白粉で白く塗られたお肌、きつく締められた掛下帯の締め付け感がたまりません。
正に至高のひと時、鏡に映る和装花嫁姿の自分を飽きる事無く見つめ続けるのでした。
みゆきは女装会館で撮影した写真を、誰かに見て欲しくてネットの女装写真掲示板に「和装花嫁みゆき」のネームで載せました。
その際、掲示したメールアドレスに絶倫王と名乗る男性からメールがきたのです。
メールの内容は「みゆき様の花嫁姿を見た時、心が震えるような感動を覚えました。「御美しい」「素敵だ」「これぞ私の思い描いていた和装花嫁だ・・・」溜息が出てしまったのです。元々私は女性よりも女装娘に魅力を感じる男です。特に和服姿の女装娘に惹かれます。みゆき様以前にも女装娘の和装花嫁写真を見た事はありましたが、どれもこれも、魅力的と言えるものはありませんでした。そんなある日、掲示板でみゆき様の和装花嫁姿と出会ったのです。私はみゆき様の大ファンになりました。美しい和装花嫁のみゆき様、よろしければ友達になって貰えないでしょうか」
絶倫王と名乗る男性からの美辞麗句に、みゆきはすっかり有頂天になり悦に入ってしまいました。
このメールが運命を変える事になるとは知る由もなく、友人承諾の返信をしたのです。
その後も絶倫王からは、みゆきの和装花嫁姿を絶賛するメールが何通も何通も届きました。
再度、女装会館を訪れ和装花嫁に変身し絶倫王へ写真添付のメールを送ります。
絶倫王からは気が狂わんばかりの賛美するメールが届きました。
みゆきはそのメールを読みながら胸を熱くしました。
返信すると今度は恋い焦がれんばかりのメールがきたのです。
みゆきの胸は、それまで以上にドキドキを早鐘を打ち始めました。
どうにかなってしまいそう。
みゆきまで恋い焦がれんばかりのメールを送ってしまったのです。
そんなやり取りが続きましたが、突然!
絶倫王から意外なメールが届きました。
「みゆき様さえよろしければ、ごっこをしてみませんか?結納と結婚式ごっこ」
ごっことは言え、結婚式。それも結納まで。
みゆきは、それまで以上にドキドキしながら詳細を求めるメールをしました。
絶倫王からの返信は「結納はホテルの一室を借りて二人きりで行います。ごっこではありますが結納品は正式な物を用意しますよ。服装ですがホテルの衣裳室に頼んで振袖を用意します。みゆき様は振袖のサイズ合わせに前もってホテルへ行ってください。御心配なく女装すると話は通しておきますから。さすがに結婚式は無理でしょうから、私は紋付き袴を着てみゆき様には白無垢と色打掛を着て貰って婚礼写真を撮りましょう」
まるで夢のような話に、みゆきは嬉々とせずにはいられなかった。
だがふっと冷静になって考えると、このような出来過ぎた話がある訳がない。
みゆきは訝しげにメールを送った。
返信は「確かに信じ難いお気持ちはわかります。私は信じて欲しいとしか言えません。私の想いが通じる事を願うばかりです。みゆき様の御都合の良い日をお知らせください。その上でホテルの衣裳室に振袖のサイズ合わせの予約を入れます」
みゆきはこの夢のような話を捨て切れなかった。
絶倫王が予約してくれた日。
仕事が休みの日なので家族には嘘をつく形で家を出た。
ホテルの衣装室に確認をすると「みゆき様」で予約が入っていた。
担当してくれた女性は、いつもと変わらぬ風で自然体で対応してくれたように見えた。
みゆきはサイズに合う振袖の中から白桃色の桜柄の振袖を選んだ。
「結納に相応しい華やかな振袖でございます」
と言いながら女性は微笑んだ。
初めて和装花嫁となった日からニカ月が経っていた。
振袖の衣裳合わせから一カ月後、みゆきは結納を執り行うホテルにいた。
勿論家族へは嘘をついてきた。
本当の事など言える訳がない。
前夜はなかなか寝付けなかった。
期待に胸膨らむ女性であるみゆきとこんな事をして良いのかと後悔しそうな男の自分。
葛藤する内、自然に眠りについていたようだ。
そわそわするのを妻や子供に気付かれないよう、そそくさと家を出た。
仕度の為に特別にホテルの一室があてがわれた。
髪はどうするのだろうと思っていると、日本髪の鬘が運ばれてきた。
胸が熱くなり、完全にスイッチが入ってしまった。
女装会館同様に女性用の下着を身に着けガウンを着て、メイク、鬘を付けられ、振袖の着付と進んで行く。
仕度が進んで行くに従い、不思議に気持ちが落ち着いていく。
まだこれが三度目のみゆきへの変身。
いつもの男の自分よりも落ち着いてしまう。
自然体の自分がそこにいた。
着付を終え、振袖姿の自分を鏡で見た瞬間。
(綺麗だわ・・・)
思わず見惚れてしまう自分がいた。
「余りの御美しさに見惚れてしまうのもわかりますが、婚約者の方がみゆき様がいらっしゃるのを今か今かと首を長くくしてお待ちですよ」
「あ、そうですわね」
みゆきは促されるままに婚約者の待つ部屋へ向かった。
部屋の前までは付き添ってくれたが、中へ入るのはみゆき一人である。
「失礼致します」
ドアをノックすると待ち構えたように扉が開き、中から男が現れた。
180cmはあろうかと思われる大きさにみゆきが唖然としていると、いきなり腕を掴まれ部屋へ誘われ、力強く抱き締められてしまった。
急な事で驚いたが、みゆきは心地良さを感じ身を任せた。
幸福に包まれるような感覚に、みゆきはひしっと身をよせていく。
どの位抱き合っていただろうか。
男がゆっくりみゆきの身を離していく。
「いやっ!」
思わずみゆきは叫んでいた。
いつまでもこの幸福感に浸っていたかったからである。
「やっと会えましたね。みゆき様」
男はみゆきを見つめていった。
「はい。みゆきもずっとお会いしとうございました」
みゆきは呼応するようにそう答えていた。
改めて男を見るとがっしりした体格で年は50代半ばといった所だろうか。
みゆきよりも年上だろう。
ちょっとほっとした。
遠慮せずに甘えられそうだ。
そんな事を考えるみゆき。
既に外見だけでなく心も女性化してしまっている。
「さあ結納式を始めましょう」
「はい」
結納式は男が用意した結納品を取り交わし滞りなく執り行われた。
前以て伝えていたのでサイズもぴったりの婚約指輪も嵌めて貰い、ごっこではなく正式な結納に思えてきた。
いや、これは正式な結納なのだ。
みゆきはそう強く言い聞かせていた。
(みゆきはこの方の花嫁になるのだわ)
本当にそう思えてきたのだ。
唯一結納金だけが用意されていなかったのだが、それに対して何も思う事はない。
結納式を終え「みゆき様、今度会う時は結婚式の日になりますね」
「はい」
みゆきは躊躇する事無くそう答えていた。
振袖から解き放たれて自宅へ向かう途中、現実に引き戻される感覚が嫌で嫌でたまらなかった。
家へ帰ると妻や子供に不機嫌に接する自分に気付いた。
(あー!嫌だ!嫌だ!)
夢のようなひと時を思い出し、余計そのギャップに気持ちが荒れた。
婚約者に会いたかった。
気が狂わんばかりに恋い焦がれる自分がどうしようもなかったのである。
就寝前、キッチンに行き婚約者から渡された錠剤を取り出した。
「気たるべく花嫁になる日に備えて、飲んで欲しい薬です」
と渡された物だった。
これが女性ホルモン剤である事は察しが付いていた。
普通の精神状態であれば飲んでしまえば取り返しが付かない方向へ誘われてしまう事が認識出来る。
だが今のみゆきには婚約者への熱い想いに、高揚した精神状態になっていた。
迷わず水で飲み干した。
それからというもの、毎日欠かさず摂取する日々。
微々ではあるが変化していくであろう身体に嬉々とする自分がいる。
その上で毎日待ち焦がれる婚約者からのメール。
メールが来ない日は家族に当たり散らす。
会社でも仕事が旨くいく訳がない。
変化する身体とは比例するように荒んでいく私生活。
そしてついに女性ホルモンを投与している事が家族にばれてしまう。
もはや家庭崩壊は免れない所まで来ていた。
その事を婚約者にメールで伝えると、待ってましたとばかりの返信。
「結婚式の日取りが決まりました。五月三日大安。場所は美遊姫神社。神前式。貴女を私の妻として迎え入れます」
このメールが決定的となった。
後先構わず会社に退職願を提出。
妻へは離婚届を渡し話も一切聞かず家を出た。
結婚式までは婚約者の用意してくれたマンションで暮らす事になっていた。
勿論、誰にも行先は伝える事はない。
これからは女として暮らすのだ。
一人暮らしのマンション。
結婚式のその日までやらねばならない事は山ほどある。
化粧も出来るようにならなければならない。
妻となるのだ。
料理も勉強しなければならない。
結婚式に備え、予約されているエステにも通うのだ。
慌ただしい日々を送り、ついにこの日を迎えた。
家族も社会的地位も全てを捨て去り、愛する人の元へ嫁ぐ。
後悔などする筈もない。
これはあの方がみゆきを我が物にしようと仕組んだ事に違いない。
それでも、これ以上の幸福があるのだろうか。
もう一度人生をやり直すのだ。
女性として・・・・
愛するあの方と一緒に・・・
鏡に映る白無垢姿のみゆきの胸の内は、感謝の想いでいっぱいであった。
鏡に映るみゆきは白無垢姿である。
見た瞬間、誰の目にも美しい花嫁に見えるだろうが、実はみゆきは女性ではない。
男性なのであった。
みゆきがいる部屋は、和婚式を執り行う美遊姫神社の花嫁控室である。
男であるみゆきが、何故この花嫁控室に白無垢姿で座しているのか。
伊達や酔狂ではない。
みゆきはこれから花嫁として神前式に花嫁として臨席するのである。
勿論、花嫁みゆきにとっての花婿も別の控室で待機しているのだ。
みゆきにしてみれば、今こうして和装花嫁姿になった自分の姿は、未だに夢うつつと言える。
半年前まで、みゆきは普通の男性として生活していた。
それが何故?
みゆきは鏡の自分に見惚れながら、この半年間の出来事を回想して感慨に浸るのであった。
いつからか和装花嫁に憧れていたみゆき。
最初は和装花嫁の写真が掲載された本などを見ているだけで満足していました。
次第に写真を見るだけでは飽き足らず、和装花嫁さんになってみたいと思い、老舗の女装会館を訪れました。
妻子ある身であり女装会館に足を踏み入れるのは躊躇しましたが、和装花嫁願望を我慢出来なかったのです。
和装花嫁支度を終えた自分の花嫁姿を見ると綺麗な花嫁さんになっていました。
水白粉で白く塗られたお肌、きつく締められた掛下帯の締め付け感がたまりません。
正に至高のひと時、鏡に映る和装花嫁姿の自分を飽きる事無く見つめ続けるのでした。
みゆきは女装会館で撮影した写真を、誰かに見て欲しくてネットの女装写真掲示板に「和装花嫁みゆき」のネームで載せました。
その際、掲示したメールアドレスに絶倫王と名乗る男性からメールがきたのです。
メールの内容は「みゆき様の花嫁姿を見た時、心が震えるような感動を覚えました。「御美しい」「素敵だ」「これぞ私の思い描いていた和装花嫁だ・・・」溜息が出てしまったのです。元々私は女性よりも女装娘に魅力を感じる男です。特に和服姿の女装娘に惹かれます。みゆき様以前にも女装娘の和装花嫁写真を見た事はありましたが、どれもこれも、魅力的と言えるものはありませんでした。そんなある日、掲示板でみゆき様の和装花嫁姿と出会ったのです。私はみゆき様の大ファンになりました。美しい和装花嫁のみゆき様、よろしければ友達になって貰えないでしょうか」
絶倫王と名乗る男性からの美辞麗句に、みゆきはすっかり有頂天になり悦に入ってしまいました。
このメールが運命を変える事になるとは知る由もなく、友人承諾の返信をしたのです。
その後も絶倫王からは、みゆきの和装花嫁姿を絶賛するメールが何通も何通も届きました。
再度、女装会館を訪れ和装花嫁に変身し絶倫王へ写真添付のメールを送ります。
絶倫王からは気が狂わんばかりの賛美するメールが届きました。
みゆきはそのメールを読みながら胸を熱くしました。
返信すると今度は恋い焦がれんばかりのメールがきたのです。
みゆきの胸は、それまで以上にドキドキを早鐘を打ち始めました。
どうにかなってしまいそう。
みゆきまで恋い焦がれんばかりのメールを送ってしまったのです。
そんなやり取りが続きましたが、突然!
絶倫王から意外なメールが届きました。
「みゆき様さえよろしければ、ごっこをしてみませんか?結納と結婚式ごっこ」
ごっことは言え、結婚式。それも結納まで。
みゆきは、それまで以上にドキドキしながら詳細を求めるメールをしました。
絶倫王からの返信は「結納はホテルの一室を借りて二人きりで行います。ごっこではありますが結納品は正式な物を用意しますよ。服装ですがホテルの衣裳室に頼んで振袖を用意します。みゆき様は振袖のサイズ合わせに前もってホテルへ行ってください。御心配なく女装すると話は通しておきますから。さすがに結婚式は無理でしょうから、私は紋付き袴を着てみゆき様には白無垢と色打掛を着て貰って婚礼写真を撮りましょう」
まるで夢のような話に、みゆきは嬉々とせずにはいられなかった。
だがふっと冷静になって考えると、このような出来過ぎた話がある訳がない。
みゆきは訝しげにメールを送った。
返信は「確かに信じ難いお気持ちはわかります。私は信じて欲しいとしか言えません。私の想いが通じる事を願うばかりです。みゆき様の御都合の良い日をお知らせください。その上でホテルの衣裳室に振袖のサイズ合わせの予約を入れます」
みゆきはこの夢のような話を捨て切れなかった。
絶倫王が予約してくれた日。
仕事が休みの日なので家族には嘘をつく形で家を出た。
ホテルの衣装室に確認をすると「みゆき様」で予約が入っていた。
担当してくれた女性は、いつもと変わらぬ風で自然体で対応してくれたように見えた。
みゆきはサイズに合う振袖の中から白桃色の桜柄の振袖を選んだ。
「結納に相応しい華やかな振袖でございます」
と言いながら女性は微笑んだ。
初めて和装花嫁となった日からニカ月が経っていた。
振袖の衣裳合わせから一カ月後、みゆきは結納を執り行うホテルにいた。
勿論家族へは嘘をついてきた。
本当の事など言える訳がない。
前夜はなかなか寝付けなかった。
期待に胸膨らむ女性であるみゆきとこんな事をして良いのかと後悔しそうな男の自分。
葛藤する内、自然に眠りについていたようだ。
そわそわするのを妻や子供に気付かれないよう、そそくさと家を出た。
仕度の為に特別にホテルの一室があてがわれた。
髪はどうするのだろうと思っていると、日本髪の鬘が運ばれてきた。
胸が熱くなり、完全にスイッチが入ってしまった。
女装会館同様に女性用の下着を身に着けガウンを着て、メイク、鬘を付けられ、振袖の着付と進んで行く。
仕度が進んで行くに従い、不思議に気持ちが落ち着いていく。
まだこれが三度目のみゆきへの変身。
いつもの男の自分よりも落ち着いてしまう。
自然体の自分がそこにいた。
着付を終え、振袖姿の自分を鏡で見た瞬間。
(綺麗だわ・・・)
思わず見惚れてしまう自分がいた。
「余りの御美しさに見惚れてしまうのもわかりますが、婚約者の方がみゆき様がいらっしゃるのを今か今かと首を長くくしてお待ちですよ」
「あ、そうですわね」
みゆきは促されるままに婚約者の待つ部屋へ向かった。
部屋の前までは付き添ってくれたが、中へ入るのはみゆき一人である。
「失礼致します」
ドアをノックすると待ち構えたように扉が開き、中から男が現れた。
180cmはあろうかと思われる大きさにみゆきが唖然としていると、いきなり腕を掴まれ部屋へ誘われ、力強く抱き締められてしまった。
急な事で驚いたが、みゆきは心地良さを感じ身を任せた。
幸福に包まれるような感覚に、みゆきはひしっと身をよせていく。
どの位抱き合っていただろうか。
男がゆっくりみゆきの身を離していく。
「いやっ!」
思わずみゆきは叫んでいた。
いつまでもこの幸福感に浸っていたかったからである。
「やっと会えましたね。みゆき様」
男はみゆきを見つめていった。
「はい。みゆきもずっとお会いしとうございました」
みゆきは呼応するようにそう答えていた。
改めて男を見るとがっしりした体格で年は50代半ばといった所だろうか。
みゆきよりも年上だろう。
ちょっとほっとした。
遠慮せずに甘えられそうだ。
そんな事を考えるみゆき。
既に外見だけでなく心も女性化してしまっている。
「さあ結納式を始めましょう」
「はい」
結納式は男が用意した結納品を取り交わし滞りなく執り行われた。
前以て伝えていたのでサイズもぴったりの婚約指輪も嵌めて貰い、ごっこではなく正式な結納に思えてきた。
いや、これは正式な結納なのだ。
みゆきはそう強く言い聞かせていた。
(みゆきはこの方の花嫁になるのだわ)
本当にそう思えてきたのだ。
唯一結納金だけが用意されていなかったのだが、それに対して何も思う事はない。
結納式を終え「みゆき様、今度会う時は結婚式の日になりますね」
「はい」
みゆきは躊躇する事無くそう答えていた。
振袖から解き放たれて自宅へ向かう途中、現実に引き戻される感覚が嫌で嫌でたまらなかった。
家へ帰ると妻や子供に不機嫌に接する自分に気付いた。
(あー!嫌だ!嫌だ!)
夢のようなひと時を思い出し、余計そのギャップに気持ちが荒れた。
婚約者に会いたかった。
気が狂わんばかりに恋い焦がれる自分がどうしようもなかったのである。
就寝前、キッチンに行き婚約者から渡された錠剤を取り出した。
「気たるべく花嫁になる日に備えて、飲んで欲しい薬です」
と渡された物だった。
これが女性ホルモン剤である事は察しが付いていた。
普通の精神状態であれば飲んでしまえば取り返しが付かない方向へ誘われてしまう事が認識出来る。
だが今のみゆきには婚約者への熱い想いに、高揚した精神状態になっていた。
迷わず水で飲み干した。
それからというもの、毎日欠かさず摂取する日々。
微々ではあるが変化していくであろう身体に嬉々とする自分がいる。
その上で毎日待ち焦がれる婚約者からのメール。
メールが来ない日は家族に当たり散らす。
会社でも仕事が旨くいく訳がない。
変化する身体とは比例するように荒んでいく私生活。
そしてついに女性ホルモンを投与している事が家族にばれてしまう。
もはや家庭崩壊は免れない所まで来ていた。
その事を婚約者にメールで伝えると、待ってましたとばかりの返信。
「結婚式の日取りが決まりました。五月三日大安。場所は美遊姫神社。神前式。貴女を私の妻として迎え入れます」
このメールが決定的となった。
後先構わず会社に退職願を提出。
妻へは離婚届を渡し話も一切聞かず家を出た。
結婚式までは婚約者の用意してくれたマンションで暮らす事になっていた。
勿論、誰にも行先は伝える事はない。
これからは女として暮らすのだ。
一人暮らしのマンション。
結婚式のその日までやらねばならない事は山ほどある。
化粧も出来るようにならなければならない。
妻となるのだ。
料理も勉強しなければならない。
結婚式に備え、予約されているエステにも通うのだ。
慌ただしい日々を送り、ついにこの日を迎えた。
家族も社会的地位も全てを捨て去り、愛する人の元へ嫁ぐ。
後悔などする筈もない。
これはあの方がみゆきを我が物にしようと仕組んだ事に違いない。
それでも、これ以上の幸福があるのだろうか。
もう一度人生をやり直すのだ。
女性として・・・・
愛するあの方と一緒に・・・
鏡に映る白無垢姿のみゆきの胸の内は、感謝の想いでいっぱいであった。
2013-05-05
荘厳~華燭の淫典~【壱】結婚式招待状
謹啓 陽春の候 皆様には益々ご清祥の事とお慶び申し上げます
さてこの度 私共両名は結婚式を挙げることになりました
つきましては日ごろのご厚誼を感謝するとともに
お世話になっている皆様に
結婚の証人としてご列席賜りたく 神前結婚式をあげることにいたしました
ご多用の折柄誠に恐縮でございますが 何とぞご出席くださいますようお願い申し上げます
敬具
日時 平成二十五年五月六日(月曜日) 開宴時間 未定
場所 美遊姫神社
平成二十五年五月吉日
横島 優一
みゆき
さてこの度 私共両名は結婚式を挙げることになりました
つきましては日ごろのご厚誼を感謝するとともに
お世話になっている皆様に
結婚の証人としてご列席賜りたく 神前結婚式をあげることにいたしました
ご多用の折柄誠に恐縮でございますが 何とぞご出席くださいますようお願い申し上げます
敬具
日時 平成二十五年五月六日(月曜日) 開宴時間 未定
場所 美遊姫神社
平成二十五年五月吉日
横島 優一
みゆき
2012-11-18
凌辱!和装花嫁人形【第八話】妄想
「さあさあ、みゆき様。白無垢の着付を始めますわよ」
「ああっ・・・はああ・・・」
顔を歪め息を吐き出すみゆき。
「でも、でも・・・」
「そんなにいつまでももじもじされていますと、いつまでたっても御着付けが終わりません」
「オッパイとオチチンが・・・熱いのぉ・・・」
「まあはしたない!花嫁様がそのような御言葉をおっしゃるなんて!」
大袈裟に驚いて見せる女性。
「オッパイ・・・オチンチン・・・熱くて・・・どうなっちゃうのぉ・・・」
はしたない言葉を吐き出すみゆきは完全に失念してしまっていた。
(全く・・・)
「仕方ないですわね」
女性は錠剤を取り出し、みゆきの前に差し出した。
「これをお飲みください。落ち着きますわ」
みゆきはそれを水なしで飲み干した。
「お座りください。直ぐに落ち着きます」
「はい」
みゆきは差し出された座布団の上に正座した。
「ふう・・・」
(効き過ぎだわ。あの淫薬)
みゆきが仕度の前に飲んでいた飲み物は淫薬入りだったのである。
そして今飲んだ錠剤は、その効用を一時的に抑える物であった。
「みゆき様、落ち着きましたでしょうか?」
「はい、何とか・・・」
暫くして、みゆきは落ち着きを取り戻していた。
みゆきは改めて鏡に映る、自分の掛下姿を見惚れていた。
(これが、私なの・・・)
じっと鏡の中の自分を見つめるみゆき。
胸と下半身の疼きは治まったものの、きつく締められた掛下帯に苦しさを感じていた。
でもその苦しさは心地良いもので、淫薬から逃れたみゆきの胸をふつふつとした淫らな想いが湧きたってくるようである。
(SMで縛られるのって、こんな感覚なのかしら?だったら・・・)
みゆきは眼を閉じた。
そして妄想の世界に入っていく。
掛下姿のみゆき。
立ち姿のみゆきに男が近寄ってくる。
男は麻縄を取り出すと、みゆきの上半身に掛けていく。
「あん、やめて・・・」
哀願の声。
弱々しく抵抗する。
麻縄は抗うみゆきの自由を奪っていく。
きつく縄掛けされてしまう。
きつい。
とてもきつく縛られてしまった。
「ああん・・・」
すっかり抵抗しなくなった。
鏡に映る緊縛された掛下姿。
それはそれは艶めかしい姿であった。
縄はきつくきつく身体に食い込んでいくような気がした。
「いいわ・・・苦しいけれど、いいわぁ・・・」
きつく締められた掛下帯の上から、更にきつく縄で縛られてしまった。
それはそれはめくるめく陶酔の世界に、みゆきを誘っていくようだ。
「素敵だわ・・・もっときつく縛られたい・・・」
快楽に呆けたような表情のみゆき。
その顔が鏡に映し出された時、妄想は遮られた。
「みゆき様、白無垢の御着付けを致しましょう」
「えっ、は、はい!」
我に返るみゆき。
「どうかなされましたか?」
「いえ、何でも・・・白無垢の着付御願い致します」
みゆきは俯き加減で言葉を発していた。
女性に顔を見られたくなかったのだ。
(私、どうしてしまったの・・・あんな自分を・・・)
淫らな妄想を抱いた自分を恥じるみゆきだった。
「ああっ・・・はああ・・・」
顔を歪め息を吐き出すみゆき。
「でも、でも・・・」
「そんなにいつまでももじもじされていますと、いつまでたっても御着付けが終わりません」
「オッパイとオチチンが・・・熱いのぉ・・・」
「まあはしたない!花嫁様がそのような御言葉をおっしゃるなんて!」
大袈裟に驚いて見せる女性。
「オッパイ・・・オチンチン・・・熱くて・・・どうなっちゃうのぉ・・・」
はしたない言葉を吐き出すみゆきは完全に失念してしまっていた。
(全く・・・)
「仕方ないですわね」
女性は錠剤を取り出し、みゆきの前に差し出した。
「これをお飲みください。落ち着きますわ」
みゆきはそれを水なしで飲み干した。
「お座りください。直ぐに落ち着きます」
「はい」
みゆきは差し出された座布団の上に正座した。
「ふう・・・」
(効き過ぎだわ。あの淫薬)
みゆきが仕度の前に飲んでいた飲み物は淫薬入りだったのである。
そして今飲んだ錠剤は、その効用を一時的に抑える物であった。
「みゆき様、落ち着きましたでしょうか?」
「はい、何とか・・・」
暫くして、みゆきは落ち着きを取り戻していた。
みゆきは改めて鏡に映る、自分の掛下姿を見惚れていた。
(これが、私なの・・・)
じっと鏡の中の自分を見つめるみゆき。
胸と下半身の疼きは治まったものの、きつく締められた掛下帯に苦しさを感じていた。
でもその苦しさは心地良いもので、淫薬から逃れたみゆきの胸をふつふつとした淫らな想いが湧きたってくるようである。
(SMで縛られるのって、こんな感覚なのかしら?だったら・・・)
みゆきは眼を閉じた。
そして妄想の世界に入っていく。
掛下姿のみゆき。
立ち姿のみゆきに男が近寄ってくる。
男は麻縄を取り出すと、みゆきの上半身に掛けていく。
「あん、やめて・・・」
哀願の声。
弱々しく抵抗する。
麻縄は抗うみゆきの自由を奪っていく。
きつく縄掛けされてしまう。
きつい。
とてもきつく縛られてしまった。
「ああん・・・」
すっかり抵抗しなくなった。
鏡に映る緊縛された掛下姿。
それはそれは艶めかしい姿であった。
縄はきつくきつく身体に食い込んでいくような気がした。
「いいわ・・・苦しいけれど、いいわぁ・・・」
きつく締められた掛下帯の上から、更にきつく縄で縛られてしまった。
それはそれはめくるめく陶酔の世界に、みゆきを誘っていくようだ。
「素敵だわ・・・もっときつく縛られたい・・・」
快楽に呆けたような表情のみゆき。
その顔が鏡に映し出された時、妄想は遮られた。
「みゆき様、白無垢の御着付けを致しましょう」
「えっ、は、はい!」
我に返るみゆき。
「どうかなされましたか?」
「いえ、何でも・・・白無垢の着付御願い致します」
みゆきは俯き加減で言葉を発していた。
女性に顔を見られたくなかったのだ。
(私、どうしてしまったの・・・あんな自分を・・・)
淫らな妄想を抱いた自分を恥じるみゆきだった。
2012-11-18
凌辱!和装花嫁人形【第七話】掛下
長襦袢姿のみゆきは鏡の前でポーズを取り悦に入っている様子。
御満悦の様だ。
「みゆき様、この正絹の長襦袢は花嫁用ですので、通常の物より重いのでございます」
「そうなの?」
そう言われて見れば、ずっしりと重い感じがする。
そもそも、みゆきは着物を着るのは初めてなのだから、そのような事がわかる筈もないのだ。
「それでは掛下の御着付けをアなさますわよ、みゆき様」
「は~い」
薬でハイテンションになってしまったのか、まるで精神年齢が下がってしまったようなみゆき。
女性は両手で掛下の衿付を持ち、背の中心に沿わせ、そのまま衿を肩に乗せていきます。
背中心の衿の形を整え、長襦袢の衿付に、掛下の衿付をきっちりと沿わせると、長襦袢の袖を掛下の袖に入れていき振りを合わせます。
裾を広げると衿先を持ち、下前と上前を足首から腰にかけて締めながら、両の腰骨の辺りにしっかりと収めていきます。
「みゆき様、ちょっとの間、爪先に力を入れてしっかり御立ちになっていてくださいね」
「は~い」
胸高に腰紐をし、他にも数か所の腰紐を結び、きつく締め上げると、みゆきはよろけて倒れそうになってしまいました。
「みゆき様!」
「ごめんなさい!」
みゆきは頭を下げて謝ろうとします。
「頭を下げては駄目でしょう!」
「あっ、あああ・・・」
「世話の掛かる花嫁様です事」
女性は腰紐を帯の中に入る位置に締め、後ろの皺を左右に取り、余ってる部分を腰紐の間に挟む。
身八つ口を斜め下に引き袖合わせをして、左右の手を交差して衿を下に引いていく。
胸元を決め伊達締めを帯の下線から巻いて、脇いっぱい胸の上に巻くと、掛下の下地まで完成です。
掛下帯は文庫の形に結びます。
左脇から帯を差し込んで前に回し右手で受けると、手先を左肩衿山にクリップで留め、前帯板と後帯板を入れ、帯幅を整えます。
帯の手先を三つ折りし垂れで羽根を作ると帯を二巻きし、垂れの方を折り上げて帯の上に出てる垂れを中にしっかりと入れ込み仮紐をします。
作っておいた羽根を乗せ枕をして、下の余ってる垂を帯の中に入れ帯締めをし、羽根を下ろし小さく折りたたむと、掛下の文庫結びが完成しました。
続いて抱え帯を結びます。
抱え帯を正面で一巻きし、ずれないように二巻きします。
手先を下から上に回し、巻きたたみにして腰にあてがいます。
抱え帯を結び終えると、文庫結びの全体を整え、掛下の着付が完了しました。
「みゆき様、掛下の御着付けが出来上がりました」
「ううん、うう~ん、素敵!素敵!素敵よ!」
前で両手で合わせて興奮するようにはしゃぐみゆき。
「みゆき様、花嫁様はそんなにはしゃがれては・・・」
「だってぇん・・・ウフフ」
暫くの間、まるで女子高生のようにキャッキャッとしていたのだが・・・
「ああん・・・」
「どうかなされましたか?」
はしゃいでいたみゆきが急にモジモジし始めたのだ。
右手で胸を左手で下半身を押さている。
「胸が熱くなってきて、アソコも凄くてどうしたのかしら?」
「余りおはしゃぎになるから興奮されてしまったのでしょう、きっと・・・」
(完全に薬が効いてきたようだわ。この後、どうなってしまうのかしら?)
女性は薬の虜になりつつあるみゆきの姿を見て、薄笑いを浮かべるのを隠しきれないでいた。
御満悦の様だ。
「みゆき様、この正絹の長襦袢は花嫁用ですので、通常の物より重いのでございます」
「そうなの?」
そう言われて見れば、ずっしりと重い感じがする。
そもそも、みゆきは着物を着るのは初めてなのだから、そのような事がわかる筈もないのだ。
「それでは掛下の御着付けをアなさますわよ、みゆき様」
「は~い」
薬でハイテンションになってしまったのか、まるで精神年齢が下がってしまったようなみゆき。
女性は両手で掛下の衿付を持ち、背の中心に沿わせ、そのまま衿を肩に乗せていきます。
背中心の衿の形を整え、長襦袢の衿付に、掛下の衿付をきっちりと沿わせると、長襦袢の袖を掛下の袖に入れていき振りを合わせます。
裾を広げると衿先を持ち、下前と上前を足首から腰にかけて締めながら、両の腰骨の辺りにしっかりと収めていきます。
「みゆき様、ちょっとの間、爪先に力を入れてしっかり御立ちになっていてくださいね」
「は~い」
胸高に腰紐をし、他にも数か所の腰紐を結び、きつく締め上げると、みゆきはよろけて倒れそうになってしまいました。
「みゆき様!」
「ごめんなさい!」
みゆきは頭を下げて謝ろうとします。
「頭を下げては駄目でしょう!」
「あっ、あああ・・・」
「世話の掛かる花嫁様です事」
女性は腰紐を帯の中に入る位置に締め、後ろの皺を左右に取り、余ってる部分を腰紐の間に挟む。
身八つ口を斜め下に引き袖合わせをして、左右の手を交差して衿を下に引いていく。
胸元を決め伊達締めを帯の下線から巻いて、脇いっぱい胸の上に巻くと、掛下の下地まで完成です。
掛下帯は文庫の形に結びます。
左脇から帯を差し込んで前に回し右手で受けると、手先を左肩衿山にクリップで留め、前帯板と後帯板を入れ、帯幅を整えます。
帯の手先を三つ折りし垂れで羽根を作ると帯を二巻きし、垂れの方を折り上げて帯の上に出てる垂れを中にしっかりと入れ込み仮紐をします。
作っておいた羽根を乗せ枕をして、下の余ってる垂を帯の中に入れ帯締めをし、羽根を下ろし小さく折りたたむと、掛下の文庫結びが完成しました。
続いて抱え帯を結びます。
抱え帯を正面で一巻きし、ずれないように二巻きします。
手先を下から上に回し、巻きたたみにして腰にあてがいます。
抱え帯を結び終えると、文庫結びの全体を整え、掛下の着付が完了しました。
「みゆき様、掛下の御着付けが出来上がりました」
「ううん、うう~ん、素敵!素敵!素敵よ!」
前で両手で合わせて興奮するようにはしゃぐみゆき。
「みゆき様、花嫁様はそんなにはしゃがれては・・・」
「だってぇん・・・ウフフ」
暫くの間、まるで女子高生のようにキャッキャッとしていたのだが・・・
「ああん・・・」
「どうかなされましたか?」
はしゃいでいたみゆきが急にモジモジし始めたのだ。
右手で胸を左手で下半身を押さている。
「胸が熱くなってきて、アソコも凄くてどうしたのかしら?」
「余りおはしゃぎになるから興奮されてしまったのでしょう、きっと・・・」
(完全に薬が効いてきたようだわ。この後、どうなってしまうのかしら?)
女性は薬の虜になりつつあるみゆきの姿を見て、薄笑いを浮かべるのを隠しきれないでいた。
2012-11-11
凌辱!和装花嫁人形【第六話】長襦袢
文金高島田に白粉を施した顔は和装花嫁そのもの。
だが身体には何も着けていない全裸姿。
立ち姿のみゆきは、鏡に映るその姿を美しいと感じていた。
そして興奮から男根は、いきり立つように硬くそびえ起っている。
「みゆき様、余りの美しい御姿に見惚れるのもその辺にして、御着付けを」
「あ、はい。わかりました」
促され、みゆきは女性に女性に身を任せた。
女性はみゆきの腰に裾除けを巻き付けていく。
「男根が立派過ぎて邪魔でございますわ、みゆき様」
「あん、嫌だわ・・・でも興奮しちゃって・・・ウフフ」
打って変って今の状況を楽しんでいるみゆきが、そこにいた。
裾除けを巻き付けられ、隠れてしまった男根。
まるで勃起する男根が突き破りそうな勢いで裾除けを盛り上げていた。
男根から滲み出た透明の液体が裾除けを汚している。
「はしたないですわよ、みゆき様。男根の液で裾除けを濡らしてしまうなんて」
呆れたように言う女性。
「性的興奮て、コントロール出来ないのですね」
まるで自分のせいではないと言わんばかりのみゆき。
すっかり、この異様な場に馴染んでしまっている。
続いて上半身に肌襦袢を付けると、立派な乳房が隠れてしまった。
肌襦袢の上から女性が乳首を軽く摘まみ上げた。
「いやん!感じちゃうわ~」
大きな声を出す程の刺激がみゆきの乳首を貫いた。
(薬が効いてきているようね・・・)
飲み物に入っていた薬の効果が本格的に効果をもたらしてきたようだ。
下地は出来たので長襦袢を羽織り、衿先を揃え、着丈の調整をし、衣紋を抜いていく。
下前を開き、着丈を見ながら上前の位置を決め、左右同じ位置に衿を合わせ、胸紐でしっかり押さえます。
「あん!」
薬で敏感になった乳房が胸紐に反応する。
胸紐で押さえた後、もう一度左右の 衿元、衣紋の具合を見て、余分な緩みを無くす。
「うふん」
着丈の調整をして伊達締めで押さえると、その締め付けに火照り始めた身体が否応無しに反応してしまう。
伊達締をひと結びし、結び目を立て交差させ左右にきつく引いて両端をはさみ込む。
「あん!あん!あん!」
伊達締を結んでいく過程に敏感に反応するみゆき。
「みゆき様、そんなに興奮なされていると掛下の御着付けが出来ません事よ」
「だって~」
まるで駄々をこねる子供の様だ。
(これも薬の効果かしらね、フッ・・・)
女性はみゆきの長襦袢姿を見ながら、心で嘲笑を漏らすのであった。
だが身体には何も着けていない全裸姿。
立ち姿のみゆきは、鏡に映るその姿を美しいと感じていた。
そして興奮から男根は、いきり立つように硬くそびえ起っている。
「みゆき様、余りの美しい御姿に見惚れるのもその辺にして、御着付けを」
「あ、はい。わかりました」
促され、みゆきは女性に女性に身を任せた。
女性はみゆきの腰に裾除けを巻き付けていく。
「男根が立派過ぎて邪魔でございますわ、みゆき様」
「あん、嫌だわ・・・でも興奮しちゃって・・・ウフフ」
打って変って今の状況を楽しんでいるみゆきが、そこにいた。
裾除けを巻き付けられ、隠れてしまった男根。
まるで勃起する男根が突き破りそうな勢いで裾除けを盛り上げていた。
男根から滲み出た透明の液体が裾除けを汚している。
「はしたないですわよ、みゆき様。男根の液で裾除けを濡らしてしまうなんて」
呆れたように言う女性。
「性的興奮て、コントロール出来ないのですね」
まるで自分のせいではないと言わんばかりのみゆき。
すっかり、この異様な場に馴染んでしまっている。
続いて上半身に肌襦袢を付けると、立派な乳房が隠れてしまった。
肌襦袢の上から女性が乳首を軽く摘まみ上げた。
「いやん!感じちゃうわ~」
大きな声を出す程の刺激がみゆきの乳首を貫いた。
(薬が効いてきているようね・・・)
飲み物に入っていた薬の効果が本格的に効果をもたらしてきたようだ。
下地は出来たので長襦袢を羽織り、衿先を揃え、着丈の調整をし、衣紋を抜いていく。
下前を開き、着丈を見ながら上前の位置を決め、左右同じ位置に衿を合わせ、胸紐でしっかり押さえます。
「あん!」
薬で敏感になった乳房が胸紐に反応する。
胸紐で押さえた後、もう一度左右の 衿元、衣紋の具合を見て、余分な緩みを無くす。
「うふん」
着丈の調整をして伊達締めで押さえると、その締め付けに火照り始めた身体が否応無しに反応してしまう。
伊達締をひと結びし、結び目を立て交差させ左右にきつく引いて両端をはさみ込む。
「あん!あん!あん!」
伊達締を結んでいく過程に敏感に反応するみゆき。
「みゆき様、そんなに興奮なされていると掛下の御着付けが出来ません事よ」
「だって~」
まるで駄々をこねる子供の様だ。
(これも薬の効果かしらね、フッ・・・)
女性はみゆきの長襦袢姿を見ながら、心で嘲笑を漏らすのであった。
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