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2013-05-18
荘厳~華燭の淫典~【陸】花嫁専用車
移動に使用する車には、前後、左右、天井に寿マークが付いていた。
「それではお車にお乗りください」
旦那様が助手席の後部座席に乗り、みゆきも運転席の後部座席に乗り込もうとすると屋根が上に開いた。
「あらっ」
「みゆき、この車は花嫁専用車なんだよ」
「社長は花嫁様が移動する際、少しでも楽が出来るようにと無理言って、この花嫁専用車をチャーターなされたのですよ」
これならば綿帽子を気にせずに車に乗り込む事が出来る。
「旦那様・・・みゆきの為に・・・」
みゆきはぐっとこみあげてくるものをこらえて御礼を言った。
「有難うございます。みゆきのような不束者のここまでしてくださって・・・」
「言うな!みゆきよ。当たり前の事をしたまでだ。それよりも乗りなさい」
「はい」
みゆきは京香に手を取られ車に乗り込んだ。
運転席の背に花嫁が安定しやすいように掴む為の手綱が用意してあった。
みゆきは御嫁入の実感に身震いした。
車のドアを閉めると、京香は運転席に乗り込んだ。
(留袖で運転するの?)
みゆきは驚いた。
「心配するなみゆき。京香の運転の上手さは私が保障しよう」
「はい。わかりました旦那様」
「どうぞ花嫁様」
車は美遊姫神社を出た。
向かう先は今宵、初夜を迎える場所なのだろう。
社長と呼んだ京香が気にはなっていたが、みゆきは気持ちを切り替えて、愛する旦那様と契りを結ぶ場へ想いを馳せた。
移動中の車内で、みゆきの背の辺り(帯山)には、ずっと手が添えられている。
みゆきが少しでも楽でいられるようにとの優一の配慮であった。
旦那様の心遣いに、みゆきは感謝するばかり。
(全てを捨てて、この方に嫁ぐと決めて本当に良かった。わたしは幸せだ。私程、幸せな花嫁はいるのだろうか・・・)
「みゆき大変だろうが、暫しの辛抱だからな」
「旦那様、御心配なさらないでください。旦那様が隣にいてくださるだけで、みゆきは何事にも耐える事が出来ます」
「そうか。その想いに今宵は充分に応えようぞ」
「嬉しゅうございます」
旦那様の寵愛を受ける場まで、旦那様の言う通りもう暫しであった。
「それではお車にお乗りください」
旦那様が助手席の後部座席に乗り、みゆきも運転席の後部座席に乗り込もうとすると屋根が上に開いた。
「あらっ」
「みゆき、この車は花嫁専用車なんだよ」
「社長は花嫁様が移動する際、少しでも楽が出来るようにと無理言って、この花嫁専用車をチャーターなされたのですよ」
これならば綿帽子を気にせずに車に乗り込む事が出来る。
「旦那様・・・みゆきの為に・・・」
みゆきはぐっとこみあげてくるものをこらえて御礼を言った。
「有難うございます。みゆきのような不束者のここまでしてくださって・・・」
「言うな!みゆきよ。当たり前の事をしたまでだ。それよりも乗りなさい」
「はい」
みゆきは京香に手を取られ車に乗り込んだ。
運転席の背に花嫁が安定しやすいように掴む為の手綱が用意してあった。
みゆきは御嫁入の実感に身震いした。
車のドアを閉めると、京香は運転席に乗り込んだ。
(留袖で運転するの?)
みゆきは驚いた。
「心配するなみゆき。京香の運転の上手さは私が保障しよう」
「はい。わかりました旦那様」
「どうぞ花嫁様」
車は美遊姫神社を出た。
向かう先は今宵、初夜を迎える場所なのだろう。
社長と呼んだ京香が気にはなっていたが、みゆきは気持ちを切り替えて、愛する旦那様と契りを結ぶ場へ想いを馳せた。
移動中の車内で、みゆきの背の辺り(帯山)には、ずっと手が添えられている。
みゆきが少しでも楽でいられるようにとの優一の配慮であった。
旦那様の心遣いに、みゆきは感謝するばかり。
(全てを捨てて、この方に嫁ぐと決めて本当に良かった。わたしは幸せだ。私程、幸せな花嫁はいるのだろうか・・・)
「みゆき大変だろうが、暫しの辛抱だからな」
「旦那様、御心配なさらないでください。旦那様が隣にいてくださるだけで、みゆきは何事にも耐える事が出来ます」
「そうか。その想いに今宵は充分に応えようぞ」
「嬉しゅうございます」
旦那様の寵愛を受ける場まで、旦那様の言う通りもう暫しであった。
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